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| 日本ユニバーサルデザイン研究会 |
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国立系研究機関と大学,民間研究所の24研究機関が参加して,1997年4月から2000年3月までの3年間にわたり「高齢社会における製品・生活環境等のユニバ−サル化に関する研究」を実施しました。しかし,「多額の費用をかけて1冊の報告書だけでこのまま終わらせていいのだろうか」といった思いから,厚生,交通,労働系の研究員が中心となり,第1回のユニバーサルデザインの公開展示会/公開研究会を自発的に企画し開催いたしました。公衆衛生,安全,交通事故の研究にたずさわる研究者の倫理観から発したものです。
「ユニバーサルデザインの普及」といった課題に対して,シルバー産業の育成,高齢者の雇用促進,安全衛生,医療・福祉・介護,交通安全など分野により,それぞれ基本的な姿勢が異なります。そのために,ユニバーサルデザインの理解の仕方に若干の差が生じています。 生活用品を購入する際には,幅広く選択することができますが,一方,道路,医療施設,労働環境などは利用者側の選択できる幅は非常にせまいのです。交通バリアフリー法の施行(2000.11.15)以来,さまざまな施設工事,街づくり工事が進んでいます。その良し悪しを見るだけでも,多くの問題点がわかってきます。生活者にとって本当にベストなものなのかを考える必要があります。
ユニバーサル化をどのように進めるべきか。ユニバーサルデザイン論争の裏には,デザイン論・技術論だけでは解決できない,生活の質を高め,情報へのアクセスと共有そして社会参加の促進,安全な生活と,労働,健康,福祉などに関わる社会問題が隠されているのです。
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