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1. 分野間の連携
日本的な縦割り社会では,それぞれの領域でのみ通用する価値基準を用いて社会の高齢化に向けた活動がバラバラに行われています。分野間の連携をどのように強めていったら良いのか。個々の立場を越えて,できる範囲でその問題解決に力を注ごうとしています。それを研究会の使命としています。
2. 国際的な連携
ものづくりは,各国で多様ですが,高齢化は世界共通です。同じ問題を,他国はどのように扱っているのか。国際高齢者連盟の国際会議への参加運動を行っているのは,日本の他律的で,閉鎖的な社会現状を肌で知ることにあります。また,アジアなどの状況と比較して,幅広く考えて奥行きのあるものにすることができます。日本における高齢化のプロセスで起こる問題と,その解決への対応がより明確になるからです。いままで,海外(オーストラりア・パース,シンガポール,カナダ・モントリオール)で開催された高齢者関連の国際会議に積極的に参加してきました。
3. 教育と後継者の育成
若い後継者を育て,将来につながる道を作ること。そのための基本コンセプトを根付かせることが重要と考えています。日本の教育の現状は,欧米と比較すると満足されるものではありません。欧米のコピーが拡大増幅されているが,決定権を有する人ほど,現状を肯定し変革を嫌い,生活者の理解と評価に基盤を置いていないことが多いのです。結果的には,権威による押し付けとなって現れます。また,これからの高齢社会では,生命・人間・文化の深い理解なくして,真の教育はありえないと考えています。
活動の一つとして,アメリカ人デザイナー P.A.Moore著の「私は三年間老人だった」の日本語訳の再販を支援してきました。彼女は26歳の時に初め4年間にわたり高齢者に変装し,高齢者の立場を理解しようとしたデザイナーです。私たちは高齢者のおかれている社会的な状況を理解しようとした彼女の姿勢に共感しております。
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